「うおーーー! 全力疾走ーー! バイバイてゐーーー!」
「あ、竹やぶに逃げちゃった… あ〜あ、ここでやられていればよかったのに…」
「ふぅ…追ってこないな… なんとか撒けたみたいだ……」
これで一安心。
妹紅が現れた!
「やっ」
「さあて、覚悟はいいかな?」
「燃えてる! 豆燃えてるよ!!」
「くらえーー!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
痛恨の一撃!
クリティカルヒット!
急所に当たった!
「痛いー! 熱いー! こりゃたまらんー!
普通に大ダメージだよー!!」
シュ〜〜
「………」
「やったね、これで賞品は私の物…」
「待ちなさい」
「!? 誰だ!!」
「お前は…えーと…風見幽香!?
「そうよ」
「いったい何の用?」
「ふふふ、足元をよく見てみなさい」
「?? なにもないよ?」
「そう、なにもない 本来あるはずの豆もない」
「はっ!」
「きっとあの炎で消し炭になったのね あなたは豆を飛ばしたつもりで
火球を飛ばしていたのよ」
「くっそ〜、私としたことが…」
「無意味に炎なんか使うからよ」
何はともあれ命拾いした萃香さん。
[今のうちに逃げる] [幽香に感謝の気持ちを伝える]