「ここがやつらの本拠地か」

禍々しい海…
ここがエンジェルフィッシュ達のアジト。
ついにアラッシャはここまでたどり着いたのです。







「貴様か、我が一族に歯向かう愚かなドーベルマンは…」

「お前がエンジェル大帝か!」

「如何にも」

「覚悟したまえエンジェル大帝! お前の命運もここまでだ!」

「面白い…ドーベルマン風情がどこまでやれるものか……」


ついに運命の時はやってきました。
この戦いの行方は天のみぞ知る…







「くらえ!ダンディズムビーム!」

ビビビビビィー!

「効かんな」

「嘘だろ?」

「効かんのだよ」

「今度は私の番だ… エンジェル族奥義・体当たり!!」

ドドドドドォー!


きゃいんきゃいん!

「なんと他愛の無い。鎧袖一触とはこの事か」







戦い力尽きたアラッシャ。
彼はこもまま海の藻屑となってしまうのか…

「お、俺は死ぬのか…?」



「諦めるなアラッシャ!」


!?








「諦めるなアラッシャ! 頑張れアラッシャ! ファイトだアラッシャ!
お前はここで終わるような男じゃない! 負けるなアラッシャ!
行けアラッシャ! どっこいアラッシャ!」


「応!」



「ふぁふぁふぁ、何度向かってこようと同じこと…」

「エンジェル大帝! お前の野望もこれまでだ!!」

「なにぃ!?」









「必殺・ハードボイルドビーム!」


ビビビビィビビビビィー!!

「そ、そんな馬鹿な!
シールドを貫通しただと!?」


.







アラッシャの怒りがエンジェル大帝をバリアごと貫く!

炎の中へ消えるエンジェル大帝…
辺りに立ち込める芳ばしい匂い…

謀略を尽くした大帝の最後です。










「…行くのか?」

「ああ、世界にはまだ俺の力を必要としている人々がいる」

「そうか… 寂しくなるな」



「…だが…」









「俺は必ず帰ってくる!」



友との誓いを胸に、旅立ちアラッシャ。
果たしてこの先
どのような困難が待ち受けれいるのか…

行け!アラッシャ!
戦え!アラッシャ!

世界を優しく包み込む、その日まで!





END