サン・モーニンのネタバレページ




ストーリーのバックグラウンド



むかしむかし、偉大なる聖人たちの時代。
かつてベルノキの町がある場所には古代の町が存在していました。
しかし、その町は悪魔によって滅ぼされてしまったのです。

偉大なる聖人たちは神々と力を合わせ
悪魔を封印することに成功しました。


しかし、激しい戦で土地は荒れ果て
悪魔の毒に侵された不毛の地と化してしまいました。


そこで、ある聖人が悪魔を封じた場所に
ありがたい聖堂を建てて
浄化することを思いつきました。
こうして聖ゲラダ大聖堂が作られました。


計画通り、不毛の地は徐々に豊かさを取り戻しました。
また、巡礼者たちがありがたい聖堂に訪れるようになり、
賑わい、人々が集まってベルノキの町の出来上がりです。




時が流れ、聖人たちの時代も終わり、
聖堂の管理者は何代も交代していきました。




しかし、
モウロ司教の代になり異変は起こります。


老いたモウロ司教は、
心の底に弱さ、醜さ、恐れを抱えていました。そして
封じられていた悪魔の呼びかけにまんまと乗ってしまい
心を操られてしまったのです。

精霊の権威でもあったモウロ司教は使役していたサーヴァントたちを使い
悪魔の復活と魔族を呼び出すため
ベルノキの人々を生贄に捧げる準備を密かに進めていました。
その過程で起きた都合の悪い事は、
当時の領主であるゴルド伯爵に金を渡してもみ消しました。





聖堂の人も徐々に司教の様子に気付き始めます。
最初に異変を察知したのは敬虔なシスター・イレーヌでした。


シスターが司教へ疑いを持つのはいけない事。
なので彼女は他のシスターたちに動揺を与えないよう、
一人で秘密裏に調査を進めていましたがそれが過ちでした。

禁断の領域に足を踏み入れたシスター・イレーヌに
攻撃指令を受けたサーヴァントが襲い掛かります。

力自慢のイレーヌでしたが、相手は悪魔の力を宿したサーヴァント。
彼女に勝ち目はありませんでした。




イレーヌの失踪以降、聖堂内は不穏な空気に包まれます。
最初はイレーヌが駆け落ちしただの軽薄な噂が流れましたが、
次第に行方不明者が増え、聖堂内に恐怖が広がります。

厳格で正義感の強いコッコニー司祭は
モウロ司教に対し厳しい追及を開始しました。


「行方不明者について何か知っているのではないか?」


「ゴルド伯爵との邪悪な関係をどう弁明するつもりか?」


「裏で一体何をしているのか?」「いかに司教様といえど見過ごすわけにはいかん!」


しかし、司教モウロは既に悪魔に魂を奪われており、
コッコニー司祭の言葉は届きませんでした。


「司教は悪魔に取り憑かれている!」


コッコニー司祭は、
もはや自分だけの手に負える事態ではないと悟ります。
すぐに皆を連れて聖堂を離れなければ命はないでしょう。


しかし、時すでに遅し。モウロ司教は全ての使い魔たちに指令を出し、
聖堂は魔法で封印され、外に出ることはできませんでした。
逃げ道を探している間に、一人また一人とシスターたちは命を落としていきます。

コッコニー司祭はモウロ司教との戦いを決意します。
生き残ったシスターたちと武器を集め、地下の儀式の間を目指しました。



……





後日、異変を聞きつけた聖騎士団が到着した時、
彼らが目にしたのは荒れ果てた聖堂のみ。コッコニー司祭もモウロ司教も、
多くのシスターたちも、一夜にして姿を消していました。

この事件により、ゴルド伯爵は厳しく追及されます。
調査が進むにつれ、
汚職の証拠が次々と明らかになります。
裏金、もみ消し、犯罪組織とのつながりその他諸々が発覚し
ゴルド伯爵は屋敷を取り上げられてしまい、
その代わりに元聖騎士のハーゲン男爵が新しい領主になりました。



この頃、国の王様が新しい王様に交代していました。

新しい王様は悪い噂の絶えない国を正そうと、
あの手この手で一生懸命に取り組んでいます。

汚職と悪党の組織を撲滅し、
治安を正し、ありがたい聖地の巡礼ツアーを設け、聖職者たちの教えを広め、
大規模なバザーを誘致して
国外からも人々を集め国の平和と安全をアピールしていました。





そんなこんな、世間が変わりつつあることに
山の山賊たちは気づいていませんでした。



今日も彼らは楽しく略奪に興じ大暴れ。
多少の悪事は伯爵に金を渡せば見逃される。
ずっとそうやって生活してきたのです。


ところがどっこい……




※三聖人のありがたい書
聖ゲラダ、聖マンリル、聖ゴリオンのありがたい書が各地にあり
三つ集めて霊峰に山頂にいくと何かあるかもしれない。
本の在処は、
聖ゲラダの書 → ベルノキの井戸から行ける不気味なダンジョン内の宝箱
聖マンリルの書 → 聖マンリルの塔の頂上にいる老人と知り合いになっていると、後半塔を訪れた時イベントがある。
聖ゴリオンの書 → ヤーバ遺跡を突破後、ハイピースの旧友シスター・サラサからお祝いにもらえる。



※モーニン/サン
山賊頭ゾックの娘。
両親ともに山賊で自身も立派な山賊になるため日々野猿のように山を駆け回り、
オモチャの剣でトレーニングに余念がなかった。
偉大なる父のような立派な体格に憧れて重量のある武器を好むが
小さな母似だったらしく身長は伸び悩んでいる。
そんな母は病気でぽっくり亡くなってしまったが
お姉ちゃん役のナッタやお兄ちゃん役のアクスがいたため
寂しい思いをせずのびのび育った。だが身長は伸び悩む。ドワーフとの混血疑惑

ミステリアスな雰囲気を醸し出しているが大したことは考えてない悪戯っ子。
山賊デビューしたのも束の間、肝心の山賊団が壊滅してしまう。



※ロッタ/ナッタ
両親は船乗り、というか半分海賊みたいなもの。
再び海へでるのに子供は邪魔なので幼いナッタは置いていかれた。現在両親は消息不明。
育ての親もまあまあ悪い人で、ナッタを厄介払いとばかりにゾック山賊団に紹介する。

山賊暮らしは気に入っていて、特に一回りくらい年下のサンをとても可愛がっている。
お姉ちゃん役になってからはサンに良いとこ見せようと
色々な事を教えてあげるため知恵を身につけた。 その甲斐あって
山賊団のなかでは並ぶ者のいない頭脳派となり、皆からも相談される頼もしい存在に。

だがちゃんとした学のあるハイピースには敵わず、最初ぬぬぬと思っていた



※ハーマン/アクス

本名はアレクサンダー。チッサ村出身の悪ガキで
村の人々は何かしらの訳ありが多く、アクスも例に漏れずだった。
野党デビューした最初のターゲットが
サンの母親のガリアだったため返り討ちにあい
ゾック山賊団のアジトに引きずり出される。
まだ少年だったこともあり命は助けてもらえたが
山賊団の中で一番の下っ端、薪割りアクスとしてこき使われことになる。
特にナッタは自分より年下が来たので大いに威張っていた。

成長するにつれ身体も大きくなり、
周りや親分からも一目を置かれる存在になっていく。だが薪割は気に入っていてずっとやっている
サンも大きなアクスはとても頼もしく見えて、よく懐いているが
そのことについてナッタはぬぬぬとなっている。



※ハイピース
島の西側にあるソクボナ修道院出身の下級聖職者。
皆の前でありがたい本を読む読師として日々勉強したり
野良仕事や奉仕活動をしながら暮らしていた。将来は教師になれれば幸いと思っている。

争いのない平和な修道院で暮らしていたが、近頃の巡礼ブームが気になるお年頃。
ソクボナ修道院からも何人か旅立って行ったので意を決して外の世界を見に行く。

ちなみに聖職者だからといって普通の人は祈っただけでMP全回復したり
痛いの痛いの飛んでいけで傷を癒す事は出来ない。あれは彼女が無意識に起こしている奇跡。
非凡な魔法の才能があるのだが本人は全く気づいておらず、
修道院では治癒師ではなく読師を専攻していたので
才能とやっていることがかみ合っていなかった。

人を見る目はある大司教ダイシウスは火事での出来事で
彼女の才能を見抜きプリーストに推薦した。



※ゴルド伯爵
王都に出現したモンスタースウィートホームは
ゴルド伯爵のなれの果て。
守銭奴の伯爵は死んだ後も
最後に残った財産を守るためあんな姿になった。
モウロ司教と関わりすぎたせいで悪魔の影響を受けたのかもしれない

学校にいるロバ好き少女は娘。父が悪い事をしていた事はほとんど知らない。
ゴルドは世間では外道と呼ばれていたが
ファミリーにだけは優しく、娘の欲しいものは何でも買ってあげていた。
お化け屋敷にあるぬいぐるみは彼女の物で返してあげることが出来る。